グローバル・コミュニケーション
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言語政策を自分ごととして捉える CFO FORUM
以前、144号「言語政策を考える枠組み」で、一般的に「日本には言語政策がない」とみなされることが多いと述べた。ここでいう言語政策は、国家が立案、実施するものを想定している。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年3月15日
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都市空間に流れる時間とリズムアナリシス CFO FORUM
時間はとても不可思議である。時間をどう捉えるか、はたまた時間とは捉えうるものなのかは、哲学者をはじめ、神学者や文化人類学者、物理学者らを惹きつけ、あまたの議論を巻き起こしてきた。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年2月15日
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縦書きの思考と文化 CFO FORUM
位置関係は重要である。同じ文言や標示でも、言う順序や掲載する位置によって伝わるメッセージが変わったり、優先順位が変わったりする。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年1月16日
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【特集】グローバルコミュニティと世界諸英語論 CFO FORUM
互いの違いを認め合う、多様性を尊重するということが広く求められている。多文化共生社会の推進という方向性に疑義を唱える声はないだろう。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年12月15日
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ことばに見る意味と価値の広がり CFO FORUM
2022年11月15日から18日にかけてフランスのパリで国際度量衡総会(Conférence générale des poids et mesures (CGPM)、英: General Conference of Weights and Measures)が開催される。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年11月15日
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国フェス探訪 CFO FORUM
先月、バンコクの中心地、サイアムパラゴンで3年ぶりに開催されたバンコク日本博を視察した。日本各地でタイフェスが開催されているように、タイでも日本を紹介するイベントが毎年、各地で華やかに開催されている。筆者(猿橋)は、これらの国の文化をまるごと紹介するようなイベントを「国フェス」と総称して調査、研究を続けている。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年10月17日
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察しと言明のあいだ CFO FORUM
日本では、相手が何を期待、愛好しているのか、あるいは敬遠、嫌悪しているかを察知して、それに適切にこたえることが美徳とされている、とよくいわれる。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年9月15日
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よりよい多言語話者間のコミュニケーションに向かって CFO FORUM
看護・介護系の国際学会の運営をつとめる知人から、多言語話者間のコミュニケーションについて相談を受けた。英語で進められる運営会議には、英語を母語とする人と母語としない人とがおり、どうしても英語を母語とする人の発言力が強くなってしまうのだという。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年8月18日
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言語政策を考える枠組み CFO FORUM
一般論として、日本には言語政策がない、あるいは明瞭かつ戦略的な言語政策が存在しない、という指摘を聞くことがある。これらの指摘には、主に以下の3つの言語面の特徴や課題が関連していると考えられる。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年7月15日
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多様性のマネジメント
国際化・グローバル化・トランスナショナリズム CFO FORUM企業はその業種や事業規模にかかわらず、多かれ少なかれ国際性を備えている。もはやグローバル化と無縁の企業など、皆無である。「国際化」や「グローバル化」と似た概念に「トランスナショナリズム」がある。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年6月15日
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多言語社会・日本
─2022-2032「先住民言語の国際の10年」に向けて─ CFO FORUM国連は2022年から2032年までを「先住民言語の国際の10年(The International Decade of Indigenous Languages)」と定め、先住民言語の保護と活性化のための行動を促している。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年5月16日
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社会空間に書き込まれる文字と意味
─多言語掲示のヒントとして─ CFO FORUM言語学者であると言うと、たいがいの人からは語彙を豊富にもっていそうだとか、語の由来や語源に詳しそうだとか、スピーチやプレゼンのコツを知っていそうだと目されることが多い。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年4月15日
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多様性が尊重される企業
─エントリーシートのジェンダー項目から考える─ CFO FORUM国際ビジネスの現場では、国籍や人種、言語はもちろんのこと、性や障がい、働き方など個人レベルのさまざまな多様性が尊重されることが求められている。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年3月15日
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言語が交わるとき CFO FORUM
2つ以上の言語が出会うとき、より正しくは話者が出会って2つ以上の言語が行き交うような状況になったとき、それらの言語は混じり合い新しい表現が作り出されていく。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年2月15日
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Extremely Short Storiesを書く
─企業内英語研修のなかで─ CFO FORUM多くの日本人はビジネスや国際協力の活動を通じて、世界の人びとと交流し、相互理解に努めたいと願っている。その相互理解は、お互いに自分のことを相手に説明できて初めて成立する。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年1月17日
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英語は自己表現のことば CFO FORUM
従前は、日本は理解しがたい国(Japan is an inscrutable country.)などと、外国でよく言われた。日本人は何を考えているのか、よくわからないというのである。・・・(続きを読む)
掲載日:2021年12月20日
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ことばの教示的機能について CFO FORUM
現代社会は個人の尊厳を尊重し、差別をしないという大原則を打ち立てた。これは多文化共生社会で、極めて重要な価値観になっている。・・・(続きを読む)
掲載日:2021年11月15日
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多様性のマネジメント
─点字表示と多言語対応から考える─ CFO FORUM大阪府吹田市の国立民族学博物館で「ユニバーサル・ミュージアム・・・(続きを読む)
掲載日:2021年10月15日
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国際観光の再開に備えた言語・コミュニケーションを考える
─オンラインイベントからの懸け橋─ CFO FORUM新型コロナウイルス感染症の世界的な流行以来、旅行業、とりわけ国際観光は大幅な制約が続いている。旅行関連業界は、ただ事態を悲観しているわけではなく、動画配信やオンラインイベントなど、デジタル領域を駆使しつつ再開に備えている。・・・(続きを読む)
掲載日:2021年9月15日
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ことばと思考・暗示・行動 CFO FORUM
「十年に一度の嵐が毎年来るんだから、まったくやってられない」──外洋を航海する大型船舶の船員が思わず漏らした愚痴である。これを聞いた時、社会言語学者である私は、航海の様子や、嵐に遭遇した時の船員達の対応、そして誰にとっても重要である異常気象の問題より、この表現に耳を奪われた。……「十年に一度」が「毎年」来る?・・・(続きを読む)
掲載日:2021年8月20日