
HR × Finance
-
第8回 人件費はコストなのか投資なのか? CHRO FORUM
人件費は、労働に対する対価として支払われるものであり、企業会計上は費用として計上されている。したがって、業績不振の際には、人件費を削減することによって短期的には赤字幅を縮小したり、利益を増加することができる。ここでは、人件費として労働の直接の対価である給与・賞与だけではなく、法定福利費、退職給付費用、人材採用・教育・研修等に要する費用も含めて考えることにする。・・・(続きを読む)
-
第7回 予算を有効に機能させるための評価システム CHRO FORUM
今回は予算に関連する評価にまつわる問題を述べてみたい。営業部門のマネジャーには売上高予算、事業部門のマネジャーには利益予算が課されて、それを達成すれば賞与が多く割り振られたり、人事考課において有利な扱いになるのが通常であろう。・・・(続きを読む)
-
第6回 フロントライン従業員の業績評価 CHRO FORUM
前回はマネジャー、とくに事業部長クラスを念頭に置きながら業績評価について論じた。ミドル・マネジャーは、特定機能の全権を有していたり、プロフィット・センターの長として目標利益を持っているので、その業績評価は比較的容易である(とはいえ、前回述べたような問題はあるが)。・・・(続きを読む)
-
第5回 マネジャーの業績評価はどのように行うのか? CHRO FORUM
業績評価はどのような組織でも難しい課題である。今回は中間管理職としてのマネジャーの業績評価について、次回はフロントラインの業績評価(MBOを含めて)について考えてみたい。・・・(続きを読む)
-
第4回 BSCの学習と成長の視点 ~CHROは何を目指せばよいのか? CHRO FORUM
前回、戦略を実行するためのコミュニケーション・システムとしてバランスト・スコアカード(BSC)を紹介した。その中で、学習と成長の視点があったことを覚えているであろう。HRが直接にBSCに関与するのはこの部分で、つまるところ「戦略を実行するために必要な人材を採用・教育・登用し(人的資本)、良い組織文化を醸成する(組織資本)」ことが必要なのである。・・・(続きを読む)
-
第3回 HRは経営の根幹 ~BSCの考え方~ CHRO FORUM
皆さんはバランスト・スコアカード(Balanced Scorecard:BSC)というマネジメント・ツールをご存じだろうか。BSCは1990年代にハーバード大学ビジネススクールのロバート・キャプラン教授が提唱した戦略マネジメントのツールであり、発表された当時は日本でも大きく取り上げられ、関連する書物も多数出版されたのでご存知の方も少なくないだろう。・・・(続きを読む)
-
第2回 マネジメント・コントロールの考え方 CHRO FORUM
近年の管理会計における研究領域のひとつに、マネジメント・コントロールがある。マネジメント・コントロールの考え方を理解することによって、管理会計とHRの結びつきがどのようなものになるかを知ることができる。・・・(続きを読む)
-
第1回 なぜCHROに管理会計が必要なのか? ~人を動かす管理会計とHR~ CHRO FORUM
本号から12回にかけて「CHROに知ってほしい管理会計」のコーナーを担当することになりました清水です。HRに携わる方々にはあまりなじみがない人間かもしれません。というのも、私の専門分野は「管理会計」だからです。「HRと会計が関係するのは人件費の予算取りの時くらいだから、このコーナーは自分にはあまり関係ないな……」と思われている方もいらっしゃるでしょう。・・・(続きを読む)