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2022年5月16日 

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グローバル・コミュニケーション

多言語社会・日本
─2022-2032「先住民言語の国際の10年」に向けて─

猿橋 順子

一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会理事
青山学院大学教授

本名 信行

一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会代表理事
青山学院大学名誉教授

はじめに

 国連は2022年から2032年までを「先住民言語の国際の10年(The International Decade of Indigenous Languages)」と定め、先住民言語の保護と活性化のための行動を促している。

 先住民の言語が保護されるべき理由は、当該民族に帰属意識を持つ人びととコミュニティの健全なアイデンティティの育成、地域に固有な文化の保護、世代間の知恵の継承などが挙げられる。加えて、生物学者と言語学者の共同研究によって、固有種のホットスポット(絶滅寸前の種が顕著に発見される場所)と、言語多様性との重なりが広く認められ(Gorenfloほか、2012)、地球規模の環境保全、持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも、先住民言語への意識の高まりが期待されている。

2022年5月16日

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