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企業価値創造経営の本質(第34回)
事業ポートフォリオ・マネジメントについて
考える(第6回)

手島 直樹

小樽商科大学大学院 商学研究科 教授

 過去二回の連載では、M&Aの四つの成功要因のうち、戦略、投資機会、そしてディールデザインの三点について見てきたが、今回は最後の要因としてガバナンスについて考えていきたい。

 優れたガバナンス構造を持つ企業は株式市場による評価が高くなる傾向があるが、M&Aにおいても同様なのだろうか。四つのポイントを通じて確認しよう。

アクティブな機関投資家の存在

 実証研究によれば、機関投資家がアクティブ(取締役や経営者に積極的に影響を与えようとするという意味)になるトランザクションにおいては、株主価値が創造される傾向がある。その中でも、事業ポートフォリオ・マネジメントは重要なテーマだ。アクティビストを中心に、企業価値創造が期待されるM&Aの実現を投資先企業に後押しすることもあれば、企業価値毀損のリスクの高いM&Aに対しては反対したり、条件の変更を要求したりする。一方で、事業売却、事業分割、そして、身売りなど投資先企業が売り手になるように圧力をかけることも多い。

2022年5月16日

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