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2020年11月16日 

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グローバル・コミュニケーション

企業の国際コミュニケーション戦略
多様化する社会と企業の多言語対応

本名 信行

青山学院大学名誉教授
一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会代表理事

猿橋 順子

青山学院大学教授
一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会理事

はじめに

 マーケティングに関連する統計調査を専門とするStatista(スタティスタ、本社はドイツ・ハンブルグ)が、2020年6月時点のインターネット利用者の使用言語についての調査結果を報告した。英語が最も多く25.9%、続いて中国語が19.4%で、英語と中国語の2言語で全体の45%を占める。3位から10位は比率がぐっと下がってスペイン語(7.9%)、アラビア語(5.2%)、インドネシア語(4.2%)、ポルトガル語(3.7%)、フランス語(3.3%)、日本語(2.6%)、ロシア語(2.5%)、ドイツ語(2%)と続く。「その他」が23.1%となっている。

 この結果から、上位10言語の使用者が、全体の4分の3を占めているといえる。この調査はインターネット利用者、個人に対し、最もよく使う言語一つを答えるという方法で行われた。そのため、個人が複数の言語を使用することについては反映されていない。この点を留意しなくてはならないが、世界に7,000以上の言語があることを考えると、限られた強大な言語に話者が集中している様相が窺える。

2020年11月16日

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