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CFOFORUM

2025年1月10日 

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パラダイムシフト

人材資本主義の新潮流
第21回 パーパス経営の国際的な広がり

岩本 隆

一般社団法人日本CHRO協会 理事
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授

 2018年1月12日に、世界最大の資産運用会社であるブラックロック社のCEOであるラリー・フィンク氏が投資先のCEOに対し、「A Sense of Purpose」というタイトルの書簡を公表した*1。現在、パーパス経営の考え方が日本を含め国際的に広がっているが、この書簡が始まりと言われている。

 その後、2019年8月19日に、米国の主要企業の経営者をメンバーとするビジネスラウンドテーブルという団体に所属する181名のCEOが、「Statement on the Purpose of a Corporation(企業のパーパスに関する声明)」を公表し、ビジネス界に大きなインパクトを与えた。この声明では、企業経営の原則とされていた「株主資本主義」を批判し、「ステークホルダー資本主義」への転換を宣言し、企業は自社の利益の最大化だけでなく、パーパスの実現も目指すべきだという姿勢を表明した*2

2025年1月10日

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