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企業価値創造経営の本質(第38回)
事業ポートフォリオ・マネジメントについて
考える(第10回)

手島 直樹

小樽商科大学大学院 商学研究科 教授

 今回の連載では、オリンパスをケースとしてアクティビズムがターゲット企業のM&A戦略に与える影響を具体的に確認したい。同社のケースは、アクティビズムが企業価値を大幅に向上させた成功例であると言える。

オリンパスがアクティビストのターゲットとなった3つの要因

 なぜオリンパスはアクティビストのターゲットとなったのだろうか。主に3つの要因が考えられる。まずは、株価パフォーマンスの低迷である。同社は2011年に不正会計が発生し、2012年度から新たな経営陣の下で経営改革を遂行し、業績を改善させた。その結果、同社の2012年度から2014年度の株価パフォーマンスは243%と高水準となり、テルモの73%、TOPIXの80%を大幅にアウトパフォームした。しかし、2015年度から2017年にかけては、かつてのモメンタムが消滅し、株価パフォーマンスは-4.7%(テルモ:74.7%、TOPIX:10.4%)と低迷することとなった。アクティビストにとっては、割安株として優良なターゲットに映ったはずだ。

2023年1月16日

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