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第三の創業のとき

 三菱重工の創業は1870(明治3)年の九十九商会の創業に遡る。会社としての創立は工部省長崎造船局を借り受け、造船事業を開始した1884(明治17)年。これが文字通りの創業であり、この最初の会社設立から約70年後、第二次世界大戦敗戦後の財閥解体により分割された3つの会社がそれぞれに新たにスタートしたのが第二の創業である。第二の創業から約70年を超えた今、我々は第三の創業の時期に直面していると考えている。

 一度目の創業は黒船来航、二度目の創業は焼け野原からの再出発という、誰の目にも「何かをしなければならない、変化しなければならない」大変な状況にあることが明らかな状況下の出来事であった。しかし、我々が現在直面している第三の創業は、ITやAIがつくり出す、目に見えない、しかし確実に起きている変化に応じた経営改革の取組みであり、ここに過去二度の経験とは異なる難しさがある。しかも、我々が直面する変化は過去に経験したものよりも遥かに大きく、激しいものだと認識している。

 こうした変化は、日本に先駆けて米国で既に起こっている。1980年代から90年代にかけて、米国の名だたる企業が次々と姿を消していった。かつてGE(ゼネラル・エレクトリック)と並びたち我々がお手本にしてきたウェスティングハウスも、原子力の一部門を除いて100年を超える歴史に幕を下ろした。電子通信機器メーカーのモトローラも消滅し、航空機メーカーのフェアチャイルドもダグラスも姿を消した。かつて世界最大の自動車メーカーであったGM(ゼネラル・モータース)社も、かなり絶望的な状況に追い詰められた。

2019年10月15日

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