2019年2月15日
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三菱重工はいわゆる失われた10年、20年のなかで老朽化したビジネスモデルを見直し、生き残りをかけた経営改革を進めている最中です。本日は、三菱重工がここ10年の間進めてきた経営改革のなかで、私がCFOとして、どのような関与をし、またどのような課題を認識しながら成果を求めてきたかをお話しします。
まず初めに、CFOが従来の経理部長、財務部長と何が違うのかと問われれば、事業市場の成果をまとめる役に加えて、資本市場とコネクションを取る役割を担っている点です。2つの市場をつなぐために、自分たちの事業がどういう事業で、どんな強さがあるのかを、感覚ではなく数字で把握するということが最も大事になってきます。合理的な説明をするためのツールがP/L(受注・売上・利益)であり、キャッシュフローであり、バランスシートです。
2019年2月15日