2020年12月24日
今日は、これから我々がGeneral CounselやChief Legal Officerに関する議論を深めていくために、私の経験をお話ししようと思う。まず、勤務先である日立製作所は、日本では大企業の一つと位置づけられているが、私がそこの法務のトップであるGeneral Counselを務めることは、非常に異色だと思っている。
その理由の1つは、会社生活の半分をアメリカで過ごし、北米の統括会社のインハウスの弁護士として法務に携わってきたこと。2つ目は、資格という意味で、私はAmerican Attorneyであるからだ。私の物事の見方、考え方は間違いなくバイアスがかかっており、ありとあらゆる場面でアメリカの考え方を先にする癖がいまだに抜けていない。日本に帰ってきてからも、その違和感を持ちながらやってきている。
2020年12月24日