2020年5月1日
マネジメント・アイ
経営トップと
会話のキャッチボールをしていますか?
泉本 保彦
株式会社日仏経済戦略研究所
代表取締役社長
izumimoto@i-es-fj.com
日本で経営コンサルティングやマネジメント教育の営業活動をするとき、弊社にとって3つの競合があると思っている。1つは、当然のことながら同業他社である。案件によって異なるが、大手コンサルティングファーム、独立系コンサルティングファーム、人財開発系のファーム、大学機関などである。このうちのいずれかが当社に代わって受注したとしたら、それはクライアントのニーズにフィットするサービス提供者が見つかったことを意味するので、残念ではあるが、クライアントにとっては喜ばしいことと言える。2つ目の競合は、クライアントがコンサルティングファームなどに発注せず、クライアント自身で行うと決断することである。外部に頼らず自分たちで行うことを決めたわけであるから、こちらとしては"苦労は多いと思いますが頑張ってくださいね"と、応援したい気持ちになる。3つ目の競合はここ数年、特に日本において、ますます手強くなってきているのだが、読者の皆さんは第3の競合が何だかお分かりになるだろうか。
2020年5月1日