2022年11月15日
財務マネジメント・サーベイ
“DX推進に向けた経理・財務の挑戦 第2弾”
－インボイス制度施行を前に企業は今どうしているのか－
日下部 淳
一般社団法人 日本CFO協会 主任研究委員
はじめに
2020年春から続いているコロナ禍から、だいぶ落ち着きを取り戻した感もある2022年秋。コロナ禍を経て、Withコロナの生活の中、在宅勤務やリモートワークも新たな働き方としてすっかり定着化しているように見える。一方でコロナ前ほどの混雑ではないものの、交通機関や街の様子に目をやると、対面でのビジネスに対する生産性を背景に回帰が起こっていることも事実である。
さて、ご存じのように年初より電子帳簿保存法の改正はなされたものの、対応の遅れを鑑み、ソフトランディングのための2年間の宥恕期間が設けられており、各社の準備が急がれる。また、来年予定されているインボイス制度（適格請求書等保存方式）の導入を前に、各社の「DX：Digital Transformation」は、その後どうなっているのであろうか。昨年の調査から1年経過し、あらためてどのような変化を遂げているのか、また、それはどのような背景によるものなのかについて考察していきたい。
2022年11月15日
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