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人材開発

第2段階のDXが現場社員の発揮能力を最大化する

藤岡 長道

日本人材マネジメント協会理事長、ATD Japan 理事
合同会社FJRC 代表社員、システム監査技術者、上級システムアドミニストレータ
株式会社J-Labo 主席研究員、株式会社ワークハピネス チーフ・カタリスト

 最近DXという言葉が日本の産業界でも流行している。私は人事のDXとは人事部門の作業負荷の軽減、オペレーションの合理化の段階を超え、社員一人ひとりが自分の技能発揮を最大化できるツールを手に入れること、そのシステムを提供することが人事のDXの第2段階だと考えている。ネットワーク時代において新しい環境変化を認識し判断するのは現場の第一線の社員であり、従来のように組織の中心部にいる経営層や本社部門とは限らない。第2段階の人事のDXにおいては、主役は社員であり、人事部門は最大限の努力でサポートする存在と考えるべきだろう。従来の経営組織論においては、経営層の判断が正しいはずだという前提で組織が設計されてきた。しかし、激しい環境変化に即応する現代社会においては、現場にいかに判断基準を委ねていくか、それを支える現場のメンバーにどれだけ知恵と成長のチャンスを与えるかが、企業存続のための競争力の源泉だ。

2021年3月1日

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