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グローバル・コミュニケーション

ポストコロナの企業コミュニケーション
─新しい国際ビジネスコミュニケーション戦略に向けて─

本名 信行

青山学院大学名誉教授
一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会代表理事

猿橋 順子

青山学院大学教授
一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会理事

はじめに

 コロナ禍をきっかけに、ビジネス・私用を問わず、デジタルコミュニケーションが急激に増えている。国際会議のほとんどはオンライン開催となり、それに関連した技術的な発展と拡張は、仮にコロナ禍が収束したとしても減退することはないだろう。

 もちろん、デジタルコミュニケーションは、かねてよりビジネスに活用されてきた。コロナ禍を経てもたらされる変化は、デジタル活用の日常化と広範化、デジタルとリアルの切り替えや棲み分けに関する新しい指標や規範意識に結晶する。「新しい日常」は、デジタルコミュニケーションの日常化と言い換えられるかもしれない。

デジタルコミュニケーションの日常化

 イギリスの社会学者、クリスティン・ハイン(Christine Hine)は、いまから20年ほど前、Virtual Ethnography(仮想空間の民族誌学的研究)という本を出版し、デジタル空間で活動する人びとのコミュニケーションのありようを探究することの必要性とその方法論を示した。そこで彼女が想定していたのは、たとえばロールプレイングゲームに代表されるような仮想空間で、アバターどうしが出会って行うやりとりや、グループを作る際のコミュニケーションの様式やルールの決め方などである。

2021年3月15日

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