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新時代の経理・財務のあり方
[第2回]財務部のあり方

昆 政彦

スリーエム ジャパン株式会社
代表取締役 副社長執行役員

財務部の変化

 本連載の第2回からは、各機能の部署を個別に検討する。まず、第一に取り上げるのは財務部である。財務部は、資金逼迫時には資金調達の主要な機能を持ち戦略的にも重視されていたし、現在でも資金逼迫状態での経営を強いられている企業や中小企業には大きな変化はない。しかし、フリー・キャッシュ・フローがプラスの状態が続き手元資金が豊富に残っている企業においては、戦略的意味合いが弱くなることは否めない。財務部部門員への教育不足であったり、育成計画自体が作成されなくなったりしている状況は、残念ではあるが現実の姿と受け止めざるを得ない。

 しかし、財務部を取り囲む状況は大きく変わってきている。まず、戦略環境では資本コスト経営が強く意識されるようになった。コーポレート・ファイナンス機能が、単独の財務戦略から事業戦略と結びついた全社戦略に組み込まれることとなり、社内での注目度は一気に上がった。これに伴いトレジャリー機能も強化することが求められるようになる。コーポレート・ファイナンスが対外的な役割、会計では財務会計的な役割を果たすのに対し、トレジャリーは、社内におけるプロセスを整える役割、会計では管理会計的な役割となる。財務部門はその両方を司る必要が求められている。

2019年2月15日

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