リーガルマネジメント
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近年、日本企業のグローバル経営におけるM&Aの活用が定着し、新聞報道などでも海外M&A関連の記事を多数見かける。また、従前は日系企業が買収側であるケースのほうが圧倒的に多数であったが、いわゆる“伊藤レポート”(経済産業省主催プロジェクトにおける報告書)の発表以降は、投資家目線での事業の取捨選択が浸透し、日系企業においてもよりシビアな収益目線での事業売却がかなりの勢いで進んでいる。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年10月1日
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GBCI 2024年版:
クロスボーダー投資・海外ビジネス運営の複雑性を国別にランキング化。290以上に及ぶ指標から79ヵ国のビジネス遂行難易度を分析、グローバルトレンドを概説TMF Groupは2024年5月末、Global Business Complexity Index Report(GBCI)第11版を発表した。GBCIが分析する国数は79ヵ国にわたり、これらの国々は合計で世界の国内総生産(GDP)総計の93%、外国直接投資(FDI)ネット金額の88%を占める。また、GBCIが比較に用いる指標は292に及び、法人設立所要期間、給与・手当、規則、規制、税率、その他コンプライアンス関連事項を含む、経営管理部門の事務運営における主要な側面を網羅する。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年8月1日
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アフリカの経済大国・ゲートウェイ:南アフリカでの会社設立における留意点
世界トップクラスのビジネスインフラ、強固な法制の枠組みや二国間租税条約網などにより、南アフリカはアフリカの経済大国・ゲートウェイと評されており、日系企業においても成長市場としてのアフリカを見据える際の新規投資・進出注目度が高い国である。そこで今回の記事では、投資・進出双方を推進する際に重要となる、同国での会社設立に影響を与える重要な分野を取り上げる。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年6月3日
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インドは世界で最も急成長している経済国の1つであり、成長レベルはパンデミック以前の水準に戻っていて、豊富な投資機会を提供している。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年4月1日
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アメリカでの法人設立に関する留意点:米国の法人組織形態及び設立手続きを考察
米国において法的要件は連邦・州レベルにて様々に異なり、新たな法規制が導入される際には、米国で既に事業を展開する企業・初めて米国市場に参入する企業ともに、適切なガバナンス体制を維持するための対応負担を迫られる。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年2月1日
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企業のUBO(実質的支配者)開示規制強化の潮流~米国における企業透明化法の導入 – その対象者及び準備方法について概説~
企業透明化法(Corporate Transparency Act : CTA)により、米国では、実質的支配者の情報について安定的かつ包括的なデータベースが初めて構築される。マネーローンダリングやテロ資金供与などのビジネスにおける腐敗行為の防止を目的に、不可欠な情報が法執行機関へ提供されることになる。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年12月1日
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GBCI 2023年版:クロスボーダー投資・海外ビジネス運営の複雑性を国別にランキング化 ~290以上に及ぶ指標から78ヶ国の難易度を分析、グローバルトレンドを概説~(後編)
TMF Groupは2023年5月Global Business Complexity Index Report(GBCI)第10版を発表した。GBCIは、クロスボーダー投資・海外ビジネス運営の複雑性を国別にランキング化し、世界各国における企業設立・運営の複雑性の概要がわかるレポートとなっている。海外での管理部門事務の遂行に焦点を当てて国際事業の成否を左右する要因を探り、世界中で浮上している主要テーマとそれぞれの国におけるローカルな複雑性を概説している。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年10月2日
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GBCI 2023年版: クロスボーダー投資・海外ビジネス運営の複雑性を国別にランキング化~290以上に及ぶ指標から78ヵ国の難易度を分析、グローバルトレンドを概説(前編)~
TMF Groupは2023年5月、Global Business Complexity Index Report(GBCI) 第10版を発表した。GBCIは、クロスボーダー投資・海外ビジネス運営の複雑性を国別にランキング化し、世界各国における企業設立・運営の複雑性の概要がわかるレポートとなっている。海外での管理部門事務の遂行に焦点を当てて国際事業の成否を左右する要因を探り、世界中で浮上している主要テーマとそれぞれの国におけるローカルな複雑性を概説している。GBCIが分析する国数は78ヵ国に亘り、これらの国々は合計で世界の国内総生産(GDP)総計の92%、外国直接投資(FDI)ネット金額の95%を占める。また、GBCIが比較に用いる指標は292に及び、法人設立所要期間、給与・手当、規則、規制、税率、その他コンプライアンス関連事項を含む、経営管理部門の事務運営における主要な側面を網羅する。前編ではランキングの変更を中心に概説する。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年8月1日
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グローバルな規制及び社会環境変化の潮流:UAEにおける法人税導入
企業の海外展開がさらに加速・重要視される昨今、一方ではグローバルな規制強化やESG対応など企業ガバナンス・コンプライアンスへの対応は世界的に複雑化しており、企業としても適切な対応が求められている。企業価値・レピュテーション・社会的責任にも関連する税務という分野も例外ではなく、国際的な潮流から様々な変革が起こっている。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年6月1日
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ブラジルは人口2億1,300万人という大規模な消費者市場を有しており、多くの商機を提供する国である。国内への投資資産は史上最高のレベルに達しており、特にエネルギー、インフラ、サービスの各セクターが伸びている。一方、法人設立・運営は複雑で、あらゆる規制や規則を深く理解することが必要である。法人設立には5つの主要なステップ及び各ステップに付随する細かなタスクをそれぞれクリアしながら、銀行口座開設の期間を除き、60~90日は必要とされる工程を完了させる必要がある。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年4月3日
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海外子会社コンプライアンスチェック:グローバルなコンプライアンス維持の徹底
多国籍企業のビジネス経営は至難の業である。海外子会社の事務管理・運営に関する法的要件や規制手続きには各国間で大きな差があり、また、いつ変更されるかも分からない。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年2月1日
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GBCI 2022年版:グローバル事業運営とビジネス環境の複雑化
TMFグループのGlobal Business Complexity Index 2022年版(以下GBCI)は、世界77ヶ国を292の指標で比較することで、企業の管理部門が海外進出に伴って直面するであろうグローバル及びローカルな課題を詳しく分析するものである。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年12月1日
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GBCI 2022年版:管理部門事務の遂行が複雑な国 Top3
TMFグループのGlobal Business Complexity Index 2022年版(以下GBCI)は、世界77ヵ国を292の指標で比較することで、企業の管理部門が海外進出に伴って直面するであろうグローバルや各国のローカルな課題を詳しく分析するものである。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年10月3日
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企業活動の透明性に関する規制強化 ~増える負担となくなる逃げ場~
企業の透明性強化が最近の規制改革における主要な推進力となっており、経済協力開発機構(OECD)と欧州連合(EU)は、企業がどこでどのような活動に従事し、なぜそれを行っているのか、厳しく目を光らせるようになっている。その目的は、脱税やマネーロンダリングを阻止するとともに、環境、労働者の権利、その他政府の政策の主要分野に関連する規制を、確実に遵守させることであろう。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年8月1日
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米国では、マネーロンダリングやテロ資金供与など、ビジネスにおける腐敗防止を目的とする法律が施行される。企業透明化法(Corporate Transparency Act :CTA)における実質的支配者の開示を求める各種規則により、各州の州務長官の管轄下で登記された法人レベルにまで影響が及ぶことになる。米国内で事業活動を行う相当数の企業は対応が必要となるため、早めに確認することが推奨される。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年6月1日
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M&AにおけるCFOの役割と責任 CFO FORUM
全6回のリーガル・マネジメントの最終回は、M&A法務である。今やM&Aは企業の経営判断の重要な選択肢の一つであり、成熟化する国内市場での生き残りをかけた再編や経営統合、成長するアジアの成長の取り込みを目的とした海外投資、将来の事業の可能性を模索するベンチャー投資など、さまざま目的でM&Aが利用されている。・・・(続きを読む)
掲載日:2015年8月20日
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労働法のコンプライアンス CFO FORUM
かつて、道交法と並んで「守られない法律」として認識されていた労働基準法であるが、ブラック企業問題が国会で取り上げられるなど、昨今、労働基準法をはじめとする労働関連法の遵守が企業に強く求められている。以下では、労働関連法をめぐる企業の意識の変化、労働関連法の最近の動向、違反に伴うリスクと今後の留意点についてみていきたい。・・・(続きを読む)
掲載日:2015年6月15日
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税務コンプライアンスの法的側面 CFO FORUM
近時、欧米の著名な多国籍企業の多くが、タックス・プランニングを行って実効税率を下げることにより、企業価値の最大化を図っている。企業価値の向上は経営者の重要な職責であるから、税務を念頭に置いて企業経営を行うことは今や必須といっても過言ではない。・・・(続きを読む)
掲載日:2015年4月15日
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競争法・贈賄規制のコンプライアンス CFO FORUM
現在、カルテルや外国公務員に対する贈賄は、日本企業にとってかつてないほど大きなリスクとなっている。CFOとしても、そのリスクを十分に把握し、職責を果たす際にも留意することが求められているといえる。そこで以下では、リスクの概要と、必要なコンプライアンス態勢について述べる。・・・(続きを読む)
掲載日:2015年2月16日
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会社法と役員責任 CFO FORUM
会社法とは、会社に関する基本的事項を定めた法規範である。会社法が対象とする事項は株式会社の機関設計、株主総会の基本的ルール、役員の責任、株主の権利といったガバナンスに関する事項から、株式の発行や自己株式の取得、剰余金の配当といった資金調達に関する事項、さらには合併や会社分割等のM&Aに関する事項まで多岐にわたる。・・・(続きを読む)
掲載日:2014年12月15日