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2025年4月15日 

事例に学ぶデジタル活用の処方箋・二章
AI時代のデータドリブン経営に向けた留意点
~AIと人を活かす次世代データ管理基盤要件とは~

中野 浩志

SAPジャパン株式会社
早稲田大学大学院非常勤講師
一般社団法人日本CFO協会主任研究委員

※各画像をクリックいただくと、拡大された画像をご覧いただけます。

 AIの進化が劇的に進み、経営管理や日常業務にも組み込まれつつある中、改めて各社のありたい姿を踏まえて、AI活用の前提条件となるデータ基盤整備とAIをツールとして使いこなす経営管理体制、人材育成について再考する時期に来ている。

 本稿では経営管理領域に焦点を当て、AI活用に向けて不可欠となるデータ基盤を整備する上での留意点と将来の方向性について、最新テクノロジーの実例を交えて考察する。

情報系システム進化の経緯とAI

 1980年代のERPシステムの普及により企業のデータ活用の必要性が急速に高まり、1990年代~2000年代にはBIが登場して業務システム横断のデータ活用を実現するためのDWH(データウェアハウス)が普及した。そして、2010年代にはクラウド技術、ビッグデータ技術が進展し、超大量データを用いた機械学習の活用が進み、近年では生成AI、AIエージェントが登場して、企業のデータ活用の在り方を大きく進化させようとしている(図1)。

2025年4月15日

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