2025年2月17日
事例に学ぶデジタル活用の処方箋・二章
AI時代のERP活用に向けた留意点
~実践事例と将来の方向性から考察するビジネスバリューへの繋ぎ方~
中野 浩志
SAPジャパン株式会社
早稲田大学大学院非常勤講師
一般社団法人日本CFO協会主任研究委員
※各画像をクリックいただくと、拡大された画像をご覧いただけます。
ERP活用推進は過去様々な形で試みられてきたが、AIの登場によりそのポテンシャルが劇的に広がりつつある。
本稿では、最新のクラウドERP(*1)を具体例として取り上げ、AI時代のERP活用によるビジネスバリュー創出に向けた留意点を、実践事例およびクラウドERPの将来の方向性を踏まえて考察する。
徹底的に標準化する領域・ユニークさを残す領域の共通認識
ERPは、企業戦略に基づいたオペレーション推進や変化対応を支える土台になる。
ERPを使い倒す前提として重要な点は、企業戦略を支えるバリューチェーンの中で標準化すべき業務プロセス、ユニークさを認める業務プロセスを識別して、マネジメントで共通認識を持っておくことである。
2025年2月17日