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2023年2月15日 

title_financial_modeling_v2

財務モデリング

シリーズ「CFOから見た財務モデリングとその周辺」
第7回 数学とExcelと算数とPython~ツールの話③

岡崎 京介

株式会社レジックス代表

 事業や会社に関わる計数をExcel上で集計・分析・シミュレーションする財務モデリングの専門家である筆者が、CFOとして実感していることを五月雨的に述べていくのが本シリーズである。

 前回は数学の初歩である連立方程式をExcelによって解いてみた。今回は前回作成したExcelモデルを、さらに発展させてみる。

前回の問題と解

 以下の連立方程式をExcelで解いてみる。

151_financial_modeling_fig_00_1

 Excelでは行列を使って解くのがベストだ。

151_financial_modeling_fig_01

 ここで、逆行列と行列の積という計算が必要となり、それにExcelで対応しなければならない。

 そこで、前回作成したモデルは以下の図だが、方程式の計数等をレイアウトして入力、そこからExcelのワークシート関数を用いている。

151_financial_modeling_fig_00_2

 計算させる関数だが、F2には下のような数式が入力されていた。使った関数は2つで、特別難しい関数ではない。

=MMULT(MINVERSE(C2:D3),E2:E3)
MMULT関数 : 行列の積を計算する関数
MINVERSE関数 : 逆行列を求める関数

2023年2月15日

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