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2022年5月16日 

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映画は時代を映す鏡
―2021年度アカデミー作品賞の経営分析─

久原 正治

久留米大学理事
昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員
経営学博士

 ハリウッド中心の映画産業に従事するアカデミー会員により選ばれるアカデミー賞は、1927年に創設され、2021年度で94回目を迎えた歴史ある映画賞で、その受賞作は各時代の状況を映している。最近の傾向を見ると、会員に多様な人種や女性を入れることで、選ばれる作品の多様化や国際化が進んでいる。

 具体的に最近の作品賞を見ると、その傾向は明白で、2016年度はアフリカ系米人少年の同性愛を扱った「ムーンライト」、2017年度はメキシコ人監督による差別された女性の愛がテーマの「シェイプ・オブ・ウォーター」、2018年度はアフリカ系米人ピアニストとイタリア系米人運転手の友情がテーマの「グリーンブック」、2019年度は格差を描いた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」、2020年度は中国人監督が米国中年女性の孤独と貧困を扱った「ノマドランド」が選ばれている。

2022年5月16日

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