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学校法人のガバナンス制度の
不備につけ入る魑魅魍魎

磯山 友幸
経済ジャーナリスト
千葉商科大学教授

 大阪府にある学校法人明浄学院の元理事長大橋美枝子被告(63)が土地売買をめぐる手付金21億円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた控訴審判決が8月25日に大阪高裁であった。懲役5年6カ月とした一審・大阪地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。この事件は単純な業務上横領ではなく、大阪市内の一等地に校舎を構えていた明浄学院の土地に目を付けた魑魅魍魎が跋扈した事件といえる。理事長ポストを握れば、やりたい放題ができる学校法人の「ガバナンス制度」の不備を突き、魑魅魍魎が入り込んで学校法人の資産を食っていったものだ。実は明浄学院だけでなく各地で同様の問題が発生しており、簡単に理事長独裁体制を築けてしまう学校法人法の不備が最大の問題だ。ようやくガバナンス強化の議論が始まったが、学校法人に対する許認可・指導権限を持つ文部科学省が抵抗している。

2021年9月15日

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