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仏シンクタンクTAC Economics分析レポートサマリー
MacroFinance Research – June 2021

RiskWatch – 持続的なパンデミックにおける脆弱な経済

泉本 保彦

株式会社 日仏経済戦略研究所 iesfj_signature_J
代表取締役社長
izumimoto@i-es-fj.com

 2021年には、強力な変異種ウイルスの出現により、パンデミック管理の複雑さが増し、前年に感染者が少なかった国でも感染レベルが上昇している。一方で、予防接種の実施は高中所得国に偏っており、低所得国のほとんどが脆弱な状態にある。そのため、パンデミックに対処するために、ほとんどの新興国は繰り返し、あるいは長期にわたるロックダウンを行い、経済活動を低下させてきた。しかし、昨年とは異なり、今回の移動制限は的を絞ったもので、それほど厳しくないため、経済活動への影響は少なくなっている。ワクチン接種の遅れが解消されない限り(2022年末まで)、最も被害を受けやすいのは低所得国(特にアフリカ)や、観光収入に依存している国(エジプト、トルコ)である。また、現在、疫学的危険度が高く、規制の厳格度が低い国(インド、ベトナム、ブラジル)では、将来的にさらなるロックダウン措置が必要となり、逆に、現在、規制の厳格度が高い国(フィリピン、トルコ)では、短期的な痛みに直面することになるが、この戦略がパンデミックの抑制に有効であることが証明されるかも知れない。

2021年7月15日

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