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財務マネジメント・サーベイ

経費精算における不正リスク管理の
実態調査と考察

辻 さちえ

一般社団法人日本CFO協会主任研究委員
公認会計士・公認不正検査士
株式会社エスプラス代表取締役

経費精算不正とは

 経費精算不正とは、虚偽の理由や内容で経費精算を行い、不正実行者が利益を得る手口の不正である。具体的には次のような手口で行われる。

●使途の偽造…私的な目的の支払いを業務上の支出として精算を行うこと。例えば、友人との食事を取引先との打ち合わせとして精算をする等。

●精算額の水増し…領収書等の証憑の金額を書き換えて過大な金額を精算する。例えば、実際は30,000円の領収書の先頭に1をつけて130,000円とする等。

●架空経費…領収証を作成したり、他人からもらったりして発生していない経費の支払いを行わせる。例えば、カラ出張による精算等。

●多重精算…1回の支払いに対して複数回の請求を行う。例えば、領収書をコピーして2回精算する等。

 上記のようにそれほど難解な手口ではなく、非常にイメージしやすい「お手軽」な不正である。特徴としては、1件当たりの不正の実行金額は僅少である場合が多いが、発生件数が多い不正であり、2017年に当協会が実施した、「企業不正に関する意識と実態調査」においても「実際に見聞きした不正手口」で最も多い手口であった(図1参照)。

2021年4月15日

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