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一次サプライヤー国際化へのチャレンジ

 この会でお話しするのは2年半ぶりとなる。前回は南アフリカでの買収でかなり話題になっていた時期だった。2年半を経て、昨年(2016年)一挙に6件のM&Aを行った。その辺りも含めて、本日は我々の考え方をお話ししたいと思う。

 関西ペイントは中小とは言わないが、大企業とは到底言えない連結売上高3,300億円ほどの中堅企業である。社内で英語を話す日本人はそれほど多くない。リソースが少ない日本の中でのティアワン(一次サプライヤー)として、自動車用塗料に強みを持ち、日本の塗料業界の中ではトップを張っている。世界中のティアワンメーカーが国際化を進める中で、限られたリソースの中でさまざまな問題を抱えながらの我々のチャレンジを、何らかのヒントにしていただければと思う。

 私は三菱商事で28年間、自動車部門に従事していた。縁あって14年前(2003年)に関西ペイントに入社。商社時代は右から左に製品を動かすことよりもいかに事業を動かすかという役割での仕事をした 。三菱商事の自動車部は、1970年代から自動車メーカーを担いで、タイでNO.1を競っていた。単なる販売店の展開のみならず、商品企画から、コスト競争力を持つための工場づくり、部品メーカーの呼び込み、政府との交渉(税制)、労働問題への対処までを商社は行う。私自身は、宣伝広告の絵コンテを自分で描くくらい、商品を知り尽くしていなければならないと思って仕事に臨んでいた。そして「商品企画が商売の肝である」ことを肝に銘じていた。

 メーカーの技術や生産、営業の在り方を外から見てくる中で、中堅企業をいかに引っ張ってNO.1の自動車メーカーに太刀打ちできるかを考え続け、担いでいたメーカーがそれほど大きなメーカーでなかったにもかかわらずNO.1を争った。そういう意味では、本日お話しする「関西ペイントのグローバル化戦略」もその延長にある。

2017年9月15日

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