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  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第19話

    GPジャパンのジェネラルカウンセルとして入社した乾は、社内の基本事項に関する導入プログラムを受講した後、ほぼ毎日、各部門の責任者との面談を行った。各営業部門の部門長クラス及び人事、IT、広報、財務等の非営業部門(GPジャパンではサポート部門、supporting functionという言い方をするようだ)の責任者と、以下の点を中心に話し合った。・・・(続きを読む)

    掲載日:2024年10月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第18話

    GPジャパンのジェネラルカウンセルとして入社した乾は、導入プログラムとしてのインダクションを終日受講した。流石に、軽い疲労を感じた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2024年8月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第17話

    GPジャパンのオファーを受諾した乾は、引継ぎとして必要な作業は完了したが、残りの期間で溜まった有給休暇を取得することはなく、最終日まで通常通り勤務していた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2024年6月3日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第16話

    乾の退職日まであと2日となった。転職前は有給休暇を消化するために、退職日の数週間前には業務を終了し休みに入るのが通常だとは聞いていたが、そんな気にはなれなかった。乾は最終日までは勤務する、と社内に宣言していたので、いつも通りに、相談業務はこなしていた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2024年4月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第15話

    GPジャパンからのオファーを受諾し、退職の意向を会社に伝え、休暇に入っていた乾にきた相談は、国際的な人権保護団体であるヒューマニティ・ガーディアン(略してHG)の日本支部からの内容証明郵便への対応をどうしたものか、ということだった。・・・(続きを読む)

    掲載日:2024年2月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第14話

     乾は、引継書を社内のクラウド上のフォルダに格納した。GPジャパンからのオファーを受諾し、その後程なくして退職の意向を現職の上長になる管理部門担当役員に伝えた。管理部門担当役員は、なんとか乾を引き留めようと、副社長を含む複数の役員に、乾への慰留を依頼した。ほぼ毎日、ランチや呑み会に誘われたが、乾の退職の意志は変わらなかった。最終的には、管理部門担当役員も説得を諦め、乾の退社が社内でアナウンスされた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2023年12月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第13話

     クリフとのインタビューを終えて、約1週間後にGPジャパンからオファーレターが届いた。タイトルは「ジェネラル カウンセル-ジャパン」。そこには、日本における法務の総責任者となるとともに、GPジャパンのリーダーシップチームのメンバーとなり、また、GPジャパン及びその子会社の取締役にも就任する旨が記載されていた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2023年10月2日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第12話

    クリフと隼はどこでつながったのだろう? そして、隼は今、何をしているんだろう? 自分ならできる、とはどういう意味? 乾には、クリフに聞いてみたいことが山ほどあったが、クリフは話を続けた。 ・・・(続きを読む)

    掲載日:2023年8月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第11話

    ミシマ(GPジャパンの前身)にいたころは、次から次へと問題案件が起きていた。対外的にも複雑で、社内的にも様々な立場があり、それらの案件を解決するのは並大抵の苦労ではなかった。しかし、当時の上司と、そうした問題の解決に走り回っているうちに、自然と対処の方法やアプローチが蓄積されていった。「慣れ」というよりは、「習熟」してきた、と乾は思っていた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2023年6月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第10話

    何度目かを忘れるくらい通された会議室で乾は待っていた。シンガポールに在住しているクラスターCLOがわざわざ自分との面接のためだけに来日したとは思えないが、どのような話をするのか皆目検討がつかなかった。おそらく、これまでの面談の内容はクラスターCLOには伝わっているだろう(良いことも、悪いことも含めて)。・・・(続きを読む)

    掲載日:2023年4月3日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第9話

    GPジャパンの総責任者はGPの本社(英国)で採用され、営業、サプライチェーン、マーケティング等の各部門を経験したのち、ドイツ、シンガポール、中国でのCountry Head(カントリー・ヘッド)を歴任した後、一昨年から日本のCountry Headに就任。・・・(続きを読む)

    掲載日:2022年12月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第8話

    現在法務チームに所属しているメンバーはアシスタントを含めて5名とのことだったが、面談に参加したのはシニアマネージャーの県、アシスタントマネージャーの桂及びリーガルアシスタントの原が参加した。県は50代後半、桂は20代前半、原は外資系の法律事務所でパラリーガルの経験があるとのことだった。原は、新たに任命されるジェネラル・カウンセルの秘書、という役割も担うとのことだった。・・・(続きを読む)

    掲載日:2022年10月3日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第7話

    GPジャパンの各部門のトップたちからのインタビュー、というよりは、まるで案件相談のようなセッションを通じて、乾はGPジャパンで生じている「問題」「課題」が朧げながら見えてきたように感じている。しかし、自らの経験から、「自分の目で観る」ことなしに判断することは、後に大きな問題を見過ごすことを知っていた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2022年8月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第6話

    乾は、当惑していた。ワタナベがGPジャパン社のチーフ・リーガル・オフィサーのポジションを紹介され、インタビューを受ける気になったのだが、最初は、営業部門のトップのマーク・グレンとのオンラインでの面談だった。・・・(続きを読む)

    掲載日:2022年6月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第5話

    乾は「インタビューの前に目を通しておくように」と渡されたGPジャパンのチーフ・リーガル・オフィサー(CLO)の職務を定義したJob Description("JD"と呼ばれている)を眺めていた。JDは英文で、以下の3つのパートで構成されていた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2022年4月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第4話

    「あとでポジションの詳細を送るからね。念のためにそれを見て、本当に興味があれば連絡して。あと、これはマーケットに出してないポジションだから、コンフィデンシャル扱いでお願いね。それじゃ」・・・(続きを読む)

    掲載日:2022年2月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第3話

    「乾さん、元気?」「まぁまぁ。それより、面白いポジションってなに?」乾とワタナベは同年代であり、以前の転職の際にも突っ込んだ話を交わしているので気心は知れている。・・・(続きを読む)

    掲載日:2021年12月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第2話

    稟議という手続はなくとも、本社が規律する倫理規範、ポリシー、スタンダード(乾には最後まで全部を把握することはできなかった)に基づいて意思決定がなされ、その規範と矛盾する行為は「非難(accuse)」され「処分 (penalize)」されるという「文化」のようなものがビジネス活動を規律していることに気がついた。・・・(続きを読む)

    掲載日:2021年10月1日

  • [連載小説] 闘うCLO ─Beyond Comfort Zone─ 第1話

    乾美和はPCのスイッチを入れ、オンライン会議のリンクをクリックした。2020年から世界的に蔓延したコロナウィルスの影響により、乾の所属している外資系消費財製造販売会社は、今も基本的に在宅勤務である。・・・(続きを読む)

    掲載日:2021年8月2日

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