2026年3月2日

米国弁護士 秋山の視点
国際秩序と法
秋山 武夫
ニューヨーク州弁護士
法とは何か
法とは、誰もが自発的に受け入れるべき絶対的規範ではなく、多数派あるいは力を有する者によって設定される「標準」にすぎない。
民主主義の本質は、突き詰めれば多数決原理にある。しばしば「マイノリティの意見を尊重する」と語られるが、価値観や信念が根本的に相容れない問題においては、最終的にいずれの基準を社会として採用するかを選択せざるを得ない。そこでは、妥協ではなく決断が求められる。そして、多数によって選択された基準は社会における規範となり、それを受け入れることのできないマイノリティに対しては、法という形で強制されることになる。
2026年3月2日





