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2016年1月15日 

顧客志向の管理会計

金子 智朗

ブライトワイズコンサルティング合同会社
代表社員・公認会計士

 多くの企業は、製品・サービス別という切り口で損益を管理しているだろう。部門別という切り口も多いと思うが、部門は製品・サービス別に分けられていることがほとんどだろうから、実質的にはやはり製品・サービス別で損益を管理しているというのが実態だろう。

 ところで、なぜ製品・サービス別に損益を管理するのだろうか。今回は、損益の「切り口」がテーマだ。

利益の源泉は何か

 多くの企業が製品・サービス別で損益を管理するのは、1つには制度の影響があるだろう。日本では1988年以降、有価証券報告書においてセグメント情報の開示が義務づけられている。2010年4月からは、IFRSのいわゆるマネジメント・アプローチの考え方を取り込んだセグメント情報の開示が義務づけられるようになった。いずれの制度も中心的な開示例として掲げているのは、製品・サービス別によるセグメント情報だ。

2016年1月15日

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