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2026年6月15日 

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財務マネジメント・サーベイ

SSBJ基準義務化を前に問われる
「CFOラインの主導性」
─SSBJ対象企業等のCXO・実務責任者110名への意識実態調査─

中西 孝夫

Booost株式会社
取締役CRO

Executive Summary/本稿の要点

①経営層の議題化と実務の温度差
 SSBJ対応をCFOラインの重要事項と位置づける企業は48%に達する一方、取締役会レベルで方針合意に至った企業は16%にとどまる。

②低いCFOラインの関与度
 推進主体はサステナビリティ部門(31%)が最多で、CFOラインが「主導している」企業は13%にすぎない。財務影響の説明責任は半数近くがCFOラインに帰すべきと考えるが、関与は伴走的水準にとどまる。

③低いIT統制整備状況
 実務上の最大論点はデータ収集(40%)であり、グループ会社・サプライチェーン展開とデータ統制が共通課題となっている。グループ会社まで含めたオペレーション整備済みの企業はわずか7%。

④未成熟な「財務的影響」算定
 非財務KPIと財務影響を結ぶ定量モデルの実装は初期段階にあり、「定性的な説明にとどまっている」が36%を占める。課題は「因果関係の仮説設計(何が財務に効くか)」(38%)など、データではなく「ロジックと物語」に集中する。

⑤外部支援の必要性
 今後必要な施策上位は「業務プロセスの設計」47%、「社内専門人材の確保・育成」36%、「グループ会社・海外拠点のガバナンス強化」29%。「機構(オペレーティング・モデル)」と「物語(バリュー・ストーリー)」を、外部パートナー等も活用しながら同時整備を限られた時間で実装することが問われる。

2026年6月15日

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