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2024年9月17日 

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アクティビストと戦略的エンゲージメント
第3回:アクティビストの圧力を、
企業価値向上に向けた活力とする

唐木 明子

ブランズウィック・グループ パートナー

福岡 侑希

ブランズウィック・グループ ディレクター

 第1回および第2回連載では、アクティビスト対応における「対話」の重要性を強調してきた。対話の中身は様々であり、アクティビストからの提案内容の多くを受け入れ、協働する形で企業価値向上に取り組む企業もあれば、部分的には受け入れつつも、譲れないポイントでは一線を画し、公開の場で幅広いステークホルダーに支持を訴える企業もある。最終回である第3回連載では、象徴的な事例をいくつか紹介したい。

アクティビストの提案を受け入れ、協働して企業価値を向上

 アクティビストから提案を受けた企業の多くは、水面下の協議で何らかの合意に達している。過去の記事でも触れた通り、有力アクティビストは入念な調査に基づいた提案を行うことから、彼らの主張が完全に的外れという可能性は低く、その見解は一考に値する。まずは、感情的な反発を排して、彼らの提案に耳を傾けることが欠かせない。その上で、妥当な提案内容については経営戦略に反映させ、企業価値評価を高める余地を模索することだ。

2024年9月17日

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