2024年2月15日

グローバル・コミュニケーション
言葉とパワー
リヴィウ発『戦争語彙集』を読む
猿橋 順子
青山学院大学国際政治経済学部教授
一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会理事
1月18日、ウクライナ人の詩人・翻訳家・文学研究者で、『戦争語彙集』の著者であるオスタップ・スヴィリンスキーさんが来日し、早稲田大学国際会議場で開催された「そうやって、私たちは生き永らえたのです~ウクライナの避難者の声から言葉 の「今」を考える国際フォーラム」に登壇した。
ウクライナ西部の町、リヴィウ在住のスヴィリンスキーさんは、2022年2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻以降、戦火から逃れてきた人びとが押し寄せる鉄道駅でボランティアを始めた。その時間のなかで出会う人びとが口にした語りを心に留める。帰宅後、その一日を回想しながら文字に打ち込む。そうして人びとの声を形にする。ストーリーは数行のものから、数頁に及ぶものまで分量もさまざまである。現実を生々しく言語化したものから現実逃避や夢想まで、胸が張り裂けんばかりの不安から冷静な洞察やユーモラスな小咄までを含む。そうした千差万別のストーリーに脈絡や優劣をつけず、分類もせず、スヴィリンスキーさんが付したタイトルのアルファベット順に並べた。
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2024年2月15日