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　本日は、コーポレート・エグゼクティブ（経営者）の育み策について、私の経験を交えながらお話ししていきたい。

　私はもともと技術系で、材料学のPh.D.取得し、日本モトローラー、日本ルーセント・テクノロジーで研究開発に携わった後、ノキア・ジャパンで研究所のマネジメントを担っていた。前職のドリームインキュベーター（以下DI）では、技術系企業（スタートアップ、大企業）の経営支援、経営戦略の立案、実行支援などを行うと同時に、経営会議のメンバーとして設立5年での東証1部上場という記録的な急成長を経験した。

　DIは2000年4月に設立、経営戦略コンサルティングファームかつスタートアップ企業に経営支援を行うユニークな会社だ。2002年東証マザーズ上場、05年には東証1部への指定替えと急成長するが、ライブドア事件（ライブドア上場廃止2006年）やリーマンショック（2008年）で経営危機に陥るも、その後V字回復を果たすというアップダウンの激しい時代を、経営会議のメンバーの一人として過ごしてきた。