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2015年4月15日 

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エッセンシャルズ

EPMの真の価値を引き出す4つの取り組み

小寺 泰史

プライスウォーターハウスクーパース株式会社
シニアマネージャー

福本 悠

プライスウォーターハウスクーパース株式会社
マネージャー

 ビジネスの趨勢を先読みして的確な成長戦略を描き、これを確実に実行するためには、経営管理の基盤となる業績評価マネジメントの仕組みがうまく機能し、戦略の実行状況や将来予測といった経営に役立つ情報が、経営者層や現場の管理者に対して、早く、正しく、わかりやすく提供できている必要がある。前回は業績評価マネジメントに対して企業が抱える課題を述べたが、本稿では、業績評価マネジメントの機能を最大限に活用し、真の価値を引き出すために必要な4つの取り組みと、導入アプローチを説明する。

EPMの活用レベル

 多くの企業が、経営者層や現場の判断に必要な情報を速やかに提供するためにEPM (Enterprise Performance Management : 統合的業績評価マネジメント)を導入し、財務データ・人員データなどの非財務データに基づき算出したKPI(業績評価指標)を、数値やグラフの形で表示するダッシュボードを構築しているが、提供される情報に満足していない経営者層は依然として多い。これはEPM*を導入したものの、その機能を最大限に活用できていないためである。

 *EPMとは、業績評価基準(Performance Measurement)を用いてマネジメントサイクル(Plan-Do-Check-Action)を循環させ業績向上を図る制度、プロセス、情報システムを統合した経営管理手法である。

 EPMの活用レベルは、大きく以下の4段階に分かれる(図1参照)。

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2015年4月15日

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