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2022年2月15日 

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 私は1980年にオリンパスに新卒で入社し、入社2年目に米国駐在を命ぜられて以来、通算16年間米国や欧州に駐在してきた。日本に戻る契機は2011年の不祥事である。

 経営再建のため2012年に帰国。副社長CFOとして信頼回復や足元固めに奔走し、2019年4月より社長兼CEOに就任し、真のグローバル・メドテックカンパニー(医療機器企業)となるべく、コーポレートガバナンスの強化、経営戦略の発表など改革をドライブしている。

 その実行のスピードと変革によって生み出された成果による期待から、資本市場からの評価が上がるという良いサイクルが生まれていると思っている。

 本日は、この2年半の当社の変革についてお話しさせていただきたい。

事業発展の歴史と経営スタイル

 オリンパスは1919年の創業以来、光学技術や精密加工技術を中心に事業を展開してきた。選択と集中のプロセスを経て、2021年3月期、内視鏡事業(57.4%)や治療機器事業(28.2%)からなる医療事業と、生物用および産業用顕微鏡、工業用内視鏡および測定装置からなる科学事業(13.1%)の二つの事業部門で7305億円を売り上げる企業となっている。

 地域別にみれば、連結売上高の80%以上は日本以外で占めている。

2022年2月15日

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