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財務マネジメント・サーベイ

CFO、経理・財務組織が担う
経営管理・経営企画機能についての
実態と課題

池側 千絵

一般社団法人日本CFO協会主任研究委員
米国公認会計士・中小企業診断士
日本ケロッグ合同会社 執行役員 経営管理・財務本部長

経済活動や資本市場のグローバル化に伴い競争環境が激しくなる中、CFOの担うべき役割として、リスクマネジメント機能にとどまらず企業価値向上に向けた「稼ぐ」ための経営管理・経営企画機能が今強く求められている。海外と比べて見劣りすると指摘されている営業利益率を向上させていくためには、CFOおよび経理・財務部門が適切な経営支援機能を担い、さらにはビジネスモデルの変革をリードしていくことが不可欠である。しかしながら、経営管理や経営企画機能については各社固有な部分が多く、企業全体としての課題が見えにくいテーマでもあることから、この度CFOとその組織が担う「経営管理・経営企画機能についての実態と課題」を探るべく実態調査を行うこととした。

 日本企業のCFO組織の機能は歴史的背景などから経理財務に限定されている場合が多い。以前はメインバンク制による間接金融が主流で、CFOが企業価値を高めることがそれほど期待されていなかったことが背景にあると言われている。また、経営管理・経営企画の機能は、経営企画部や事業部門の中で行われているという、会社組織の背景もあるようだ。一方、欧米のグローバル企業では、CFOが経営管理・経営企画機能を担っており、また、CFO組織(ファイナンス部門)の人材が事業部門の中に配置されており、数値に関わる業務・決定にCFOが関わる。ここでひとつ仮説がある。CFOが経営管理・経営企画機能を充実させると、営業利益率向上につながるのではないか。欧米グローバル企業の営業利益率の高さのひとつの要因が、CFOの機能にあるのではないだろうか。これを、今回のサーベイを通して検証していきたい。

 今回のサーベイでは、18の経営管理・経営企画機能を定義して、それについて、CFO部門が実際どの機能を主管・関与しているのかを質問した。さらには、回答者の属する企業の過去3年における営業利益率の推移も聞いているので、CFO部門がどのような経営管理・経営企画機能を主管・関与すると、企業の営業利益率を上げることに貢献できるかに関して示唆が得られる。

2018年1月15日

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