2022年1月14日
パラダイムシフト
人材資本主義の新潮流
第3回 イノベーティブな組織作りに重要な
コグニティブダイバーシティ
岩本 隆
一般社団法人日本CHRO協会 理事
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授
企業報告の基準を開発するVRF(Value Reporting Foundation)が、2019年9月に「Human Capital Project(人材資本プロジェクト)」を開始し、人材資本の開示基準の研究をしている*1。VRFは2021年6月にIIRC(International Integrated Reporting Council)とSASB(Sustainability Accounting Standards Board)が統合されてできた団体であるが、2021年11月3日に、IFRS(International Financial Reporting Standards)およびCDSB(Climate Disclosure Standards Board)と2022年6月に統合されることが発表された。
VRFでの人材資本プロジェクトは5つのフェーズに分けられており、フェーズ1からフェーズ3で実行する初期調査や業界インタビュー等を終え、2021年11月時点ではフェーズ4の段階におり、次のステップで深掘りすべきプロジェクトの提案内容を詰めているところである。
2022年1月14日