2026年3月16日

グローバル・コミュニケーション
懐かしの「ガチ中華」店
猿橋 順子
青山学院大学国際政治経済学部教授
多文化関係学会理事
はじめに
池袋駅西口を出て右手、北の方面一帯を歩くと、中国系の飲食店が点在している。人文地理学者の山下清海氏は、このエリアを、近年、世界各地に見られるニューチャイナタウンの1つで、日本初のそれであるとし「池袋チャイナタウン」と呼ぶ。
ど派手な店構えの、いわゆる「ガチ中華」店が目につくが、気をつけて見ていると木目調の落ち着いた雰囲気の店舗もあれば、おしゃれなカフェもある。ガチ中華店は、日本ではあまり知られていない、中国の各地方の郷土料理や中国本土で流行りの料理を、アレンジを加えずそのまま提供する店のことを指す。火鍋や麻辣湯(マーラータン)が代表的なので、「ガチ中華=激辛中華」と捉える人もいるようだが、むしろ辛さについては自分好みに調節できるところが魅力でもある。
2026年3月16日





