2024年6月17日
『テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅』を
読んでの考察
『テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅』(2017年小学館刊)は、作家児玉博によるノンフィクション作品で、東芝株式会社(以下東芝)の第15代社長であった西田厚聰氏を主人公にしている。
西田氏は、東大大学院で西洋政治思想史を学び、イラン人留学生として来日していた現在の妻と結婚するために、イランに渡り、29歳でイランの首都テヘランで東芝の現地契約社員として採用された。頭脳明晰で、努力家で、図抜けたバイタリティのある仕事ぶりが評価され、30歳を過ぎて日本本社に中途採用された。
2024年6月17日