2022年1月17日
CFO BULLETIN BOARD
FP&A経営企画スキル 一問一答!
(2021年度)実施結果の報告
―経営企画の網羅的・体系的なスキル習得に向けて―
日本CFO協会では、経営企画部門のスキルアップや学習マインドの向上を目的に2021年11月〜12月にかけて、「FP&A経営企画スキル 一問一答!(2021年度)」を実施いたしました。
本企画は、実施期間中の毎週月曜日と水曜日に日本CFO協会のメールマガジンを通じて、「FP&A(経営企画スキル検定)」の類似問題を毎回1問ずつ出題し回答いただく、腕試し企画です。
今回の「CFO BULLETIN BOARD」では、本企画の実施結果をご報告します。実施結果、設問ごとの正答率の状況を参考に、今後のスキル強化にご活用ください。
関連企画の実施結果は以下をご覧ください。
経理・財務 一問一答!(2020年度夏版)実施結果の報告
あなたのビジネスセンスを診断!「企業人格付けチェック」の結果発表
■FP&A経営企画スキル 一問一答!(2021年度) 実施概要
実施期間:2021/11/17(水)〜2021/12/20(月)
対象者 :日本CFO協会会員を主体とした日本企業のCFO、経理・財務幹部、一般社員
実施方法:毎週月曜日と水曜日に、日本CFO協会が実施している「FP&A(経営企画スキル検定)」の類似問題を一問一答形式で毎回1問ずつ出題。
出題範囲:FP&A(経営企画スキル検定)の管理会計、財務予測の作成、組織分析、投資決定のプロセス、テクノロジー、財務モデリング等のテーマから合計10問出題。
■10問全問正解者は4名。計算や統計に関連する設問で正答率が低調
設問に1問でも回答いただい方は1,428名、10問全て回答いただいた方は72名、5問以上回答いただいた方は570名でした。10問全問正解の方は4名、8問または9問正解した優秀者は41名、5問以上正解した方は170名という結果となりました。
全10問の出題テーマと、それに対する回答結果は以下の通りとなりました。設問1(管理会計:主要業績指標 (KPIs))と設問2(財務予測の作成:収益性の分析)で正答率75%以上となった一方、設問8(管理会計:営業レバレッジ)と設問10(財務モデリング:度数分布)では正答率が40%を下回る結果となりました。
計算や統計に関連する設問で正答率が低かったことがうかがえます。今一度考え方の整理をしておきましょう。
関連講座:ビジネスを数字で考えて語れる講座(基礎編:2/16(水)、実践編:2/18(金))
■「CFO/財務担当役員」でも他役職より正答率が低い設問あり
回答者の役職別実施結果は以下の通りとなりました。全体の正答率に比べて、各役職の正答率が5%より高ければオレンジ色、低ければ青色に色付けしています。
設問6(投資決定のプロセス:資本コスト)や設問8(管理会計:営業レバレッジ)のように「CFO/財務担当役員」「部長・局長」の正答率が他役職に比べて高い設問もあれば、設問9(管理会計:変動予算差異)や設問10(財務モデリング:度数分布)等のように「CFO/財務担当役員」の正答率が、他役職に比べて低い設問もありました。
経営企画に関わる知識を、網羅的・体系的に習得している役職はなく、部分的な理解に留まっていることがうかがわれます。
■経営企画スキルを磨きましょう!
全体の正答率が低かった設問6、設問8、設問10について、以下より改めて挑戦できます。設問を通じて今一度実務の確認をしておきましょう。
2022年1月17日