2018年11月15日
経理財務部門改革の軌跡――グループ業務の集約で生産性2倍に挑む
中澤 経理財務部門の改革が進行中ですね。
板東 まず、国分グループそのものが2016年の1月より大幅に体制を変えました。全国の卸子会社を国分株式会社の支社と統合し、国分グループ本社と7つのエリアカンパニー(国分北海道、国分東北、国分関信越、国分首都圏、国分中部、国分西日本、国分九州)として再編、首都関東圏以外の各支社および卸子会社に分散していた経理部門を夫々のエリアカンパニーに集約しました。首都関東圏については、十数年前から国分ビジネスサービス(KBS)という子会社の事務センターに売掛金、買掛金、リベート管理、直送データ処理をアウトソースしているという体制をとっておりましたので、国分グループ本社の経理財務部と首都関東圏のKBSおよび首都関東圏以外のエリアカンパニーに経理財務部門があるという構造です。
これを、これからの経理財務部門がどうあるべきかという観点で見直して「すべて集約をしよう」という考え方に至りました。現在は変化のスピードが非常に速く、「分散していると変化に迅速に対応できない」ということが、かなり現実化してきました。集約して、素早く変化に対応できる強い組織をつくりたいということです。
2017年1月に国分ビジネスエキスパート(KBE)を設立し、国分グループ本社の経理財務部の社員と、首都関東圏がアウトソースしていたKBSの社員200人程を全員KBEに転籍。2017年6月1日から事業を開始しました。今後、KBEを母体として北海道、東北、中部、西日本、九州の経理財務部門を集約していくことになります。
2018年11月15日