2021年4月28日
経営×AI
HR領域におけるAI活用の実際
─蓄積データの活用─
番匠 武蔵
株式会社エクサウィザーズ DXプロダクト部
前回まで、人事領域でAIがどのように活用されているか、採用と組織開発の領域について書いてきた。
AIの用途は「識別」「予測」「実行」に大きく分けられるが、連載1回目で紹介したハイパーフォーマーや離職者の判定は「予測」の用途である。ピープルアナリティクスのような分野では、この「予測」の用途を主に扱っていることが多く、HRにおけるAI活用の現在の主流といってもいいのではないだろうか。一方、連載2回目で紹介した1on1の動画解析は、「識別」を用いている。人の声や表情を識別する部分にAIを用いているのである。HR分野における「実行」としては、部署の人材配置案を作成するプロダクト等がこれにあたる。
2021年4月28日