2017年4月17日
ファイナンス部門でのテクノロジーの活用
第3回「電話にいくらかかっているかご存じですか?
…PBXと電話回線のクラウド化」
小林 正文
日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 ファイナンシャル・ディレクター
ファイナンス部門の役割はつき詰めると次の3つに絞ることができると思う。「売り上げを伸ばすこと」「コストを最適化すること」「リスクを管理すること」。見える化・データ活用・標準化・働き方改革など、我々が取り組んでいる課題のすべては、この3つのいずれかを達成するための手段である。今回は「コストを最適化する」という視点から、PBX(電話交換機)と電話回線のクラウド化を取り上げたい。
電話にいくらかかっているか、皆さんはご存じだろうか? お客様のファイナンス部門の方とお会いする機会があるとき、試しに質問をしてみる。「我が家」の電話代については、しっかり把握されている方がほぼ100%。一方、「我が社」の電話コストとなると、そうでもないようだ。なお、ここでいう費用には、回線費用だけでなく固定資産償却やその保守費用を含む。
2017年4月17日