2026年2月16日

財務マネジメント・サーベイ
AI時代のCFO機能再構築に向けて
~AI活用に関する調査~
谷口 宏
日本CFO協会 専務理事
ChatGPTをはじめとする生成AIツールの活用が広がりを見せている。
しかし、CFO組織全体をAI時代に適合させて再構築するのはこれからだ。
個人による散発的な利用と、組織全体での戦略的な活用の間には深い溝が存在している。
AI技術がCFO機能を根本から変える可能性がある今、日本企業はどのような課題に直面しているのか。
今回の財務マネジメント・サーベイは「AI時代のCFO機能・組織の再構築」をテーマに調査を行った。
個人活用と組織変革の間にある深い溝
ChatGPTで「議事録を作成する」「英文の翻訳をする」「企画の壁打ちをする」といった個人レベルでの生成AI活用は、多くの企業で広がりつつある。しかし、CFO組織全体としてAIで経理・財務機能をどう変革するのか明確なビジョンを持ち、組織的な実装を進めている企業は極めて少ないのが実情だ。
今回の調査では、生成AIを本格的に活用している企業は17%にとどまるが、多くの企業が試行・探索フェーズにあることがわかる。個人による散発的な利用と、組織全体での体系的な活用の間には、想像以上に深い溝が存在している(図1、2、3)。
2026年2月16日







