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2024年8月20日 

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アクティビストと戦略的エンゲージメント
第2回:アクティビストとのエンゲージメントは
「対話」を軸とせよ

唐木 明子

ブランズウィック・グループ パートナー

福岡 侑希

ブランズウィック・グループ ディレクター

 前回の記事では、近年、日本市場に対する関心を高める「物言う株主」(アクティビスト)の特徴を概観した。今回は、企業がアクティビストとのエンゲージメントを進める上で重要なポイントを整理したい。

エンゲージメントを進める上での基本姿勢

 アクティビストが株主となり、面談依頼を受けた時、拒否反応を示す企業は少なくない。こうした企業は、早々にフィナンシャルアドバイザー(FA)やリーガルアドバイザー(LA)を起用し、防衛準備を進める。アクティビストと対立する可能性が排除できない以上、こうした準備は重要であるが、これと並行して、真摯な対話に臨む必要がある。前回も触れた通り、有力アクティビストは、長期にわたる入念な調査に基づいた提案を行う。彼らの主張が完全に的外れという可能性は低く、企業価値向上に向けて、その見解は一考に値する。

2024年8月20日

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