2024年2月15日
財務モデリング
シリーズ「CFOから見た財務モデリングとその周辺」
第19回 条件分岐ルートその7
所得税計算モデルから財務モデリングを考える⑧
岡崎 京介
株式会社レジックス代表
事業や会社に関わる計数をExcel上で集計・分析・シミュレーションする財務モデリングの専門家である筆者が、CFOとして実感していることを五月雨的に述べていくのが本シリーズである。
前回の結果をもとに、論理式とIF関数、2つの方法の比較から論を進めてみたい。
どちらがいいのか? 論理式とIF関数
前回前々回と論理式による解法を説明した。完成したモデルは図1である。
セルD9、セルC9には以下の数式となっている。
セルD9 =($B9>=D$3)*($B9<=D$4)*($B9*D$5-D$6)
セルC9 =SUM(D9:J9)
2024年2月15日