2019年11月15日
財務マネジメント・サーベイ
間接材コストのマネジメントに関する実態調査と
ロングテールスペンド管理への示唆
野田 武 氏
PwCコンサルティング合同会社
パートナー
海外の先進企業と比べ、間接費率という視点から見ても日本企業の非効率性が指摘されている。
間接材の購入は、製造資材などの生産・事業部門が購入する直接材とは異なり、その購買プロセスが現場任せとなっていることが多く、コストや購買に関連した業務の実態が可視化されにくい状況にあるというのが実情であろう。
技術の進展や新しいサービスの登場に伴い海外の先進事例も紹介されつつある中、間接材購買の課題解決にも関心が高まり始めている状況を踏まえ、この度、「間接材購買コストのマネジメント強化」というテーマで、日本企業の実態と課題について調査を実施した。本稿ではその調査結果をもとに日本企業の課題を概説する。
日本CFO協会の協力を得て、財務系経営幹部を中心とした対象、約300人に対して「間接材コストのマネジメントに関する実態調査」を行い、間接材コストの最適化に対する示唆を抽出した。
2019年11月15日