2019年4月15日
トランスコスモスの概要
まずは私の経歴ですが、東芝、アーバンコーポレイション、ファーストリテイリングを経て、今4社目となるトランスコスモスでCFOをしています。担当領域は、経理・財務部門以外では法務、総務、IT部門に加え、投資管理としてM&A時のDD、Valuation等も含めて対応しています。
会社は創業50年以上、アジア太平洋および日本におけるトップクラスのBPOベンダーです。昨年(2018年)実績で従業員4万人以上、売上2,666億円。創業時はデータエントリーのBPOベンダーとして事業を始め、コールセンター、デジタルマーケティング、eコマースへとサービス領域を拡大。特にデジタルマーケティング領域では、顧客とコンシューマーをつなぐチャネルを持っており、最前線の仕事をしています。現在はBPOの領域で自動化を進めており、労働集約的なBPOから極力人を使わないBPOモデルへとトランスフォームを進めています。また、あわせてグローバル展開も進めているところです。
サービスのイノベーションやグローバル展開を進めていると、多様なビジネスモデルが出てきます。例えば、デジタルマーケティング分野で対抗・競合となる会社はいわゆるスタートアップの会社です。そのような会社と同じ経営スピードで戦うことは、従来のJ-SOX的な内部統制をしっかりやる形とは相容れない部分もある。ビジネスモデルの多様化に迅速に対応しつつ、なおかつ内部統制も担保することが非常に重要なポイントで、現在、そのためにビジネスプロセスの変革、収支分析プロセスの変革、そして働き方そのものも変革しようとプロジェクトを進めています。
2019年4月15日