2021年3月15日
- パネリスト(ご氏名50音順)
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最勝寺 奈苗 氏
KDDI株式会社 執行役員
コーポレート統括本部経営管理本部長橋本 勝則 氏
元デュポン株式会社 取締役副社長
東京都立大学大学院 経営管理学科特任教授前川 敦 氏
日本オラクル株式会社 常務執行役員
- モデレータ
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櫻田 修一 氏
一般社団法人日本CFO協会 主任研究委員
株式会社アカウンティング アドバイザリー
マネージングディレクター/公認会計士
櫻田 「変化への柔軟な対応を可能にする経営管理基盤の構築」をテーマにパネルディスカッションに入りますが、まずはパネリストのお一人である橋本さんから、自己紹介も兼ねて都立大学でのお話や日本CFO協会で携わっていらっしゃる次世代CFO教育のお話などをお伺い願えればと思います。
D&MXの推進と経理・財務の役割
橋本 東京都立大学ではビジネススクールで社会人大学院生の方々を対象に、グローバル企業における実務家としての経験に基づき、その事例を踏まえて事業活動のリスクをキャッシュフローに落とし込むことによる意思決定プロセス(ファイナンシャルプランニング)を教えています。
その中心に据えているのが「ミッション、ビジョン、コアバリュー」で、これを支えるのが「戦略的事業ポートフォリオ」――つまり、経営管理の仕組みや地球規模の潮流、自社の強みを踏まえた戦略です。これらの上に事業活動があり、個々の活動一つ一つに潜むリスクを通常業務の中で認識していかなければならないという観点のお話をしています。そして、リスクマネジメント全体にわたるCOSOモデル(COSO・内部統制・ERM)を踏まえて、キャッシュフローベースで物事を考えることをゴールとしています。リスクを考えながらいかにキャッシュフローを最大化していくかを授業でお伝えしています。
2021年3月15日