2020年1月7日
マネジメント・アイ
優秀な人財さえいれば、
海外法人経営の問題は片付きますか?
泉本 保彦
株式会社日仏経済戦略研究所
代表取締役社長
izumimoto@i-es-fj.com
「グローバル人財の育成を急げ」「ダイバーシティーが進んでいないじゃないか」「ガバナンスを強化しろ」など、経営トップから人事、財務、管理部門などに飛ばされる指示は止まらない。日本では“グローバル人財”という、海外では聴き慣れない言葉が露出し過ぎていると思う。一部のスーパーマンのような人間を採用・育成し、難題を解決してもらおうという意味なのだろうか? 前号で述べた通り、日本企業の海外でのオペレーションは拡大し続けている一方で、海外法人を適切に経営できない日本企業は多い。
2020年1月7日