戦略人事
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「個の時代」のHR経営
第14回 サンフランシスコで目撃した驚異的な技術進化と労働環境激変の予兆 CHRO FORUM先日、シリコンバレーの最新技術動向を肌で感じるため、サンフランシスコエリアを訪問した。この訪問で私は、予想を遥かに超え、我々の労働環境や社会構造を根本から覆す可能性を目の当たりにすることになった。特に印象的だったのは、Waymoの無人タクシーと、滞在中にリリースされ話題をさらった最新の音声AI技術だ。これらの技術は、我々の想像よりも遥かに早く、そして劇的に社会を変えようとしている。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年11月1日
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「個の時代」のHR経営
第13回 メリトクラシーへの挑戦:日本企業が直面する変革と調和 CHRO FORUM近年におけるグローバル化の加速は、世界の企業経営に影響を与えている。日本企業もその例外ではない。長年、日本企業の競争力を支えてきた新卒一括採用、終身雇用、年功序列という日本的経営の柱が、急速に変化するグローバル経済の中で有効性を失いつつあることを、本稿読者の多くが実感として感じておられるだろう。この状況下で、世界の先進企業が注目し、積極的に導入を進めているのが、「メリトクラシー」という概念である。本稿では、メリトクラシーとは何かを解説し、日本企業における導入の可能性について論じたい。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年9月2日
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「個の時代」のHR経営
第12回 シニアこそ生成AI人財としてリスキリングせよ CHRO FORUMシニア×生成AIによるリスキリング 多くの企業が、シニア人材のリスキリングに頭を悩ませている。だが、実はシニアこそ生成AIを効果的に活用できるのだ。シニアを生成AI人財としてリスキリングできるかが、企業の持続的な成長を支える鍵となるといっても過言ではない。今回は、その鍵となる視点とポイントを解説していきたい。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年7月1日
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「個の時代」のHR経営
第11回 心理的安全性は「和」を乱す!? CHRO FORUMはじめに 「和を以て貴しとなす」という言葉は、聖徳太子の『十七条憲法』の第一条に記されている。この言葉は「和を尊ぶことが最も大切である」という意味であり、古来より日本人の行動規範として受け継がれてきた。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年5月7日
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「個の時代」のHR経営
第10回 離職問題 CHRO FORUM日本の労働市場は、近年になって特に人材の流動性が高まり、転職が以前にも増して容易になっている。この状況は、企業にとって人材の確保が一層困難になっているという課題をもたらした。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年3月1日
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「個の時代」のHR経営
第9回 2023年の人事トレンドの深掘りと2024年への展望 CHRO FORUM2023年は、我が国の人事領域における大きな転換点であったといえよう。この年の最も注目すべき動きは、人的資本情報の開示、リモートワークからオフィスへの回帰、リスキリング、そして生成AIの登場である。これらのトレンドが、企業経営や人事戦略に深い影響を与えたことは、読者の多くもお感じのところだろう。そこで、本稿では、改めて2023年を振り返りつつ、そこから2024年に向けた示唆を考察していこう。・・・(続きを読む)
掲載日:2024年1月10日
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「個の時代」のHR経営
第8回 心理的安全性と結びつく6つの行動 CHRO FORUM人的資本情報開示の流れを受け、心理的安全性という言葉を聞く機会が、最近、ますます増えている。心理的安全性は、組織のイノベーションや、生産性、リスク管理に繋がる重要な概念なので、それが注目されること自体は好ましいことである。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年11月1日
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「個の時代」のHR経営
第7回 心理的安全性に関する7つの誤解 CHRO FORUM人的資本情報の開示という文脈からも、「心理的安全性」に対する興味や関心はここ数年、急激に高まっている。組織の心理的安全性を定量的に評価するアセスメントを提供する弊社にも、ここ数ヵ月、連日のように心理的安全性に関する問い合わせが寄せられている。しかし、その「安全性」という言葉から受ける語感からか、非常に多くの誤解が生まれていることも私は実感している。そこで今回は、心理的安全性をより正確に理解するために、心理的安全性に関するよくある誤解について、解説していきたい。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年9月1日
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「個の時代」のHR経営
第6回 組織レジリエンス CHRO FORUMご存じのように「レジリエンス」とは、「厳しい状況や変化に適応し成長する力」を意味する言葉である。この言葉は、もっぱら個人の資質に対して使われてきたが、パンデミック以降では、組織に対してもレジリエンスという言葉が使われる機会が増え、またその重要性が認識されるようになった。今回は、組織レジリエンスを個の時代という観点から解説し、その実現方法を紹介したい。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年7月3日
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「個の時代」のHR経営
第5回 「大辞職時代」のオンボーディング CHRO FORUM世界的なパンデミックは「大辞職時代」と呼ばれる、急激な人材流出のトレンドを北米で生み出した。既存社員の離職と新入社員定着の困難という向かい風のなか「採った社員をいかに定着させるか」いわゆる「オンボーディング」を最重要テーマとして掲げるCHRO、人事担当者たちも増えている。そこで本稿では、今、北米企業で最も注目されているオンボーディングについて俯瞰し、日本企業における示唆を導き出したい。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年5月8日
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「個の時代」のHR経営
第4回 ジェネレーティブAI、ChatGPT時代のリスキリング CHRO FORUM近年、人工知能(AI)技術の急速な進化が起きている。中でも、ChatGPTをはじめとする「ジェネレーティブAI」の登場は、インターネット以上の変化を社会にもたらすことが確実だ。我々は今、産業革命クラスの変化に直面している可能性すらある。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年3月1日
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「個の時代」のHR経営
第3回 人的資本情報開示 CHRO FORUM人的資本情報開示の義務化が目前に迫っている。だが、どのように取り組むべきかの指針となる情報も現時点では限られている状況だ。・・・(続きを読む)
掲載日:2023年1月10日
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「個の時代」のHR経営
第2回 エクイティ、DEI CHRO FORUMD&I(ダイバーシティ・アンド・インクルージョン)が、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)という表現に置き換わっている。当然、目を引くのは「エクイティ」であろう。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年11月1日
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「個の時代」のHR経営
第1回 ビロンギング CHRO FORUM今、米国では「ビロンギング(Belongings, Belongness)」という言葉が企業経営の中で盛んに取り上げられ、注目されている。国内においても、徐々にその言葉を耳にする機会が出てきた。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年9月1日
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内発的動機経営の現在
第6回 新たなリーダー像 CHRO FORUMキャリアの多様化、コロナ禍、テクノロジーの発展、社会情勢の不安定など、企業を取り巻く環境はかつてないほどの変化を見せている。この時代、企業を支えるリーダーシップもまた大きな転換点を迎えていることは、ある意味当然といえよう。今回は、改めて時代の潮流を俯瞰したのち、新たなリーダー像について考える材料を提示したい。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年7月1日
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内発的動機経営の現在
第5回 早期離職の防止 CHRO FORUM経済産業省の発表によれば、早期離職者(新卒3年以内の退職者)は事業規模が大きくなるほど減る傾向にあるが、1,000人を超える企業でも大卒者早期退職率は概ね25%程度という水準に到達している。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年5月2日
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内発的動機経営の現在
第4回 オンボーディングの設計 CHRO FORUM新入社員や新しいメンバーが組織に配属される時期となった。実は「オンボーディング(入社/新配属)」の体験が、その後中長期にわたりエンゲージメントや生産性に重要な影響を与える可能性が近年指摘されている。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年3月1日
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内発的動機経営の現在
第3回 企業内ナッジ、セルフナッジの鍵 CHRO FORUM行動経済学の世界から生まれた新しい概念「ナッジ(よい行動への後押し)」は、従来の「政府→国民」という枠組みを超えて、今や企業でも導入が始まっている。・・・(続きを読む)
掲載日:2022年1月14日
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内発的動機経営の現在
第2回 心理的安全性を組織に根付かせる鍵 CHRO FORUM「心理的安全性の向上が、組織の生産性を上昇させ、創造的、自律的な組織に繋がる」ことを認める経営者やマネージャが日本においても増えつつあり、またそれを一部裏づける研究やデータも出てきている。・・・(続きを読む)
掲載日:2021年11月1日
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内発的動機経営の現在
第1回 1on1の導入を阻む3つの課題 CHRO FORUM「やりがい」、すなわち「内発的動機」の活用は、VUCAの時代における自律的な組織の実現を目指すすべてのCHRO、人事プロフェッショナルにとって重要なアジェンダとなりつつある。・・・(続きを読む)
掲載日:2021年9月1日