2024年11月18日
『The Regenerative 未来の都市は
何を再生するのか?』(WIRED Vol.54)から
未来のビジネスモデルを考えてみよう
「魅力的な地方のプロジェクトが次々と生まれてきた。東京を離れて、ローカルなコミュニティに加わり、コンクリートではなく豊かな自然のなかでウェルビーイングを謳歌する、そんな言説が巷には溢れている。それでも、現実の姿はそれとは全く逆だ。東京都の人口はパンデミックによって史上初めて減少したものの、翌年に反転し、いまや過去最高を更新している。……まさに一極集中が進んでいるのだ。世界でも都市人口は2015年の約40億人から2040年には60億人(世界人口の3分の2)にまで増加して、メガシティの時代が到来すると予測されている」(2024)
東京都心部の年平均気温は、過去100年間に3.1度上昇した(IPCC第4次評価報告書)。都市における緑は、そこで暮らす人々の健康やウェルビーイングに影響を与える。しかし、OECD報告書によれば、東京は緑地が最も少ない都市の1つで、その数値は2020年時点でOECD37カ国の平均46.3%に対し、半分以下の21.4%だという。
2024年11月18日